今日で病院実習1週目が終わった。
老人看護とは?の答えに一歩近づけたような気がする。
高齢者が退院するとき、家族は「今まで働きづめだったからゆっくり休んでね。」とか「これからは私が代わりに全部するから無理しないでね。」とか優しい言葉をかける。
しかし、どうか高齢者から役割を奪ってしまわないでほしい。年を取るにつれ、今までできていたことが少しずつできなくなってきて、細々となんとかやれていることまで取られたら、高齢者は自分が役に立たないものになったようでがっくりしてしまうようだ。
とはいえ、家族の気持ちもよく分かる。大事な親だからこそ、心配するし手も口も出す。
そんなときは、役割を分担してみてはどうかと思う。それか、どうすれば役割を続けられるかを考えてみるとか。
たとえ半身に麻痺が残ったとしても、
「洗濯物は私が取り込むからお母さん畳んでね。」みたいな。
「お母さんの代わりに私が買い物に行く」のもありだけど、「どうやったらお母さんが買い物に行けるか」を家族みんなで考える、みたいな。
そういうことを伝えていくのも看護師の仕事なんかなぁと思う。「診療の補助」と「療養上の世話」が看護師の独占業務と言われているが、目に見えにくいものにこそ看護ならではの力が潜んでいるのではないかと思う今日この頃。
老人看護を選んでよかった。
今日は自分にご褒美である。
ももの酒うんめ~
シチューに合わねえ~