かわらばん

にゃんこと日常を愛するブログ

たばこ

 

7月1日に大学の喫煙所が撤去される。

おととい通知があった。

オリンピックに向けて国の方針に足並み揃えるといったところであろうか。

嫌煙家の私としてはウエルカムカムである。

 

20数年前 某大学に勤めていた時、20人ぐらいの職員がいる事務所内で、お偉いさん3~4人が朝から晩までたばこを吸っていた。

そこに就職して最初に教わったのは、朝一番にそのお偉いさん方のデスクに灰皿(ガラスのでかいやつ)を置き、昼休みにその灰皿をきれいに洗い、再びデスクに置くという仕事であった。帰りにはまた洗って翌日の準備をする。

会議資料を作成しお偉いさんに見てもらうときには、顔にたばこの煙を吹きかけられることも日常茶飯事だった。

 

今思い出しても殺意がわいてくる。

なので、就職してまもなく私は受動喫煙の害をうたった「保健だより」を作成し、灰皿の代わりにお偉いさんのデスクに置いてまわった。

 

「事務所内禁煙にご協力お願いしま~す」

 

お偉いさんは間もなく建物外に自分たちの灰皿を設置し(そこは早い)、分煙に協力してくれた。「まわりに害があるとはしらなんだ」と理解を示してくれた上司もいたが、内心ハラワタ煮えくり返っているおやじもいたにちがいない。

 

大学でも病院でも、喫煙所を無くすと、隠れて吸ったり周囲に吸い殻撒き散らしたりの問題が出るため、なかなか喫煙所の撤廃に至らないのが現状であった。

 

それがここにきての撤廃である。

どうなるか予測できる。彼らは車内で吸うだろう。

しかし、たばこ有害物質は喫煙後、吸った人の呼気から45分もの間 排出され続ける。そして衣服などに染み込んだ有害物質は時間をかけて周囲の人の体内に取り込まれる。二次的に煙を吸い込む副流煙よりも健康被害が大きいと言われている。サードハンドスモークというやつである。

 

すでに世の中、たばこくさいとかいう問題ではなくなってきている。